リラックスできる雰囲気づくりを優先させましょう
モデルさんなら、撮りたいカットを伝えて表情を作ってもらうこともできますが、一般の方の場合は、カメラに撮られること自体に慣れていないため緊張することが普通です。
すぐには笑えない
プロフィール用などの顔写真を撮影する場合、いきなり「撮りますよ!笑って!」と、始めてしまうのはNGです。プレッシャーがかかり、むしろ固い表情となってしまいます。
まずはコミュニケーション
まずは周辺の小物を撮影してみたり、捨てカット的に普段の作業の様子を撮影してみたり、仕事から離れた世間話をしてみるなどして、お互いにコミュニケーションを図ることから始めてみましょう。お互いに心の距離が縮まるとリラックスできるだけでなく、撮影する側も相手の撮るべき表情はどんなものか?イメージが膨らみます。
お料理をしている時の真剣な眼差しや、子どもたちと触れ合っている時の優しい笑顔など、その人らしいいい表情が分かります。
表情を引き出す雰囲気作りが大切
被写体がカメラに慣れてきたところで、カメラ目線でいろいろなポーズを撮ったり、あえてカメラから目線を外してもらったり、さまざまな撮影シーンにもチャレンジしていきます。
その人らしい表情を引きだすための雰囲気づくりは撮影する側の力量といえます。順序を踏んで、和やかで柔らかい雰囲気を大切にしながら撮影を進めていきます。そうすれば、今まで以上に魅力的な表情が撮れることでしょう。